釜石ってどんなところ?

釜石市は、太平洋に面する陸中海岸国立公園のほぼ中央に位置している。市の総面積は441.42平方キロメートル、人口約3万7千人(2012年6月1日現在)の街だ。釜石魚市場

陸中海岸国立公園は岩手県北部から宮城県北部までの海岸線一帯を占める国立公園で、釜石市のあたりの海岸線は典型的なリアス式海岸になっており、良質な漁場を形成している。

サンフィッシュ釜石
釜石漁港も、他の三陸の漁港と同じく、震災により甚大な被害を受けたが、現在は水揚げが再開され、さまざまな種類の魚介類があがっている。水揚げされた新鮮な魚は、釜石駅近くの「サンフィッシュ釜石」で購入することができる。

 

釜石大観音

釜石のシンボルといえば、釡石港を見守るように立つ、高さ48.5mの「釡石大観音」。
震災の影響による補強工事中であり、施設の利用が制限されていたが、2011年11月より、11階にある「魚籃展望台」の利用もできるようになった。展望台からは、釜石の街や漁港の様子が一望できる。

根浜海岸

また、箱崎半島の付け根にあたる部分にある根浜海岸も、南北2kmの美しい白浜で知られている。遠浅で波静かなことから、夏は子供や親子連れの海水浴に最適な場所だった。震災により大きな被害を受けたが、海の美しさは変わらない。

釡石といえば「海のまち」というイメージが強いが、五葉山をはじめとする1,300mクラスの山が3つあり、川も4本流れている。豊かな自然に恵まれているので、四季を通じて様々な風景が楽しめる。

釜石市の南側にある「五葉山」は標高1,351mの山で、山頂からは早池峰山などを含む山々を仰ぎ、眼下には三陸の海岸が一望できる。植物も豊富で、5月のツツジ、7月のシャクナゲの群生などが楽しめる。
一方、釜石市の北西部に広がるのは、標高800m、広さ約1,500haの「和山高原」。雄大な原野や牧場が広がり、湿原には貴重な動植物が生息している。また、丘陵地帯に稼働する風車43基で、総出力4万2,900kW、約3万世帯分の発電量という国内最大級の規模だ。のんびりと歩く牛たちと風車が織りなす景色は、なんとも清々しい。

橋野高炉跡

また、釜石市は近代製鉄発祥の地でもある。1857年(安政5)年に、洋式高炉を造って日本で初めて銑鉄の製造に成功したのだ。これにより砂鉄を原料とする製錬方法に代わって鉄鉱石による製錬方法となり、量産が可能になった。その遺構は「橋野高炉跡」に残っており、三基の高炉跡のほか、水車場跡や御日払所そして山神社跡など製鉄の稼働状況や経営状況までうかがえる。

当時の様子は「鉄の歴史館」でも紹介されているので、「橋野高炉跡」とともに訪れてみよう。
現在でも、釜石駅前には新日鐵住金(旧新日本製鐵)の工場があり、「鉄の街」は健在だ。
新日鉄釜石工場
旧新日鐵のラグビー部は、現在は地域に密着したラグビークラブチーム「釜石シーウェイブス」として活動している。震災直後は、通常の活動を停止し、復興活動に精力的に取り組んだ。現在は「スクラム釜石」という復興・チーム再建支援組織がつくられ、2019年に日本での開催が決まっている『ラグビーワールドカップ』の釜石での開催を目指している。

中国料理 新華園本店
釜石市の食といえば、やはり海の幸。ウニやアワビ、毛ガニ、鮭、どんこなど、季節ごとに旬の魚介類が味わえる。また、ラーメン好きには「釜石ラーメン」がおすすめだ。釜石ラーメンといえば「極細の縮れ麺」。
「製鉄所の人が短い昼休みにさっと食べられるように」という背景から考案されたこの麺は、程よくコシがあり、スープによく絡むのが特徴だ。

釜石市は、東日本大震災で海岸部分が大きな被害を受けたが、漁港も再開し、観光資源である魚介類も水揚げされるようになってきている。東京からは、新幹線と釜石線を乗り継げば、公共交通機関のみでもスムーズに訪れることもできるので、是非、足を運んでみていただきたい。

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