三陸菓匠 さいとう 仮本店

かもめの玉子

地元でほぼ100%の知名度を誇る「かもめの玉子」は、(株)さいとう製菓の代表銘菓。三陸土産の代名詞のような菓子であり、しっとりとしたカステラ生地に、豆の香りがほんのり優しい黄身餡が包まれ、一体感のある味わいが人気を得ている。同社では路面店やデパ地下店舗など数多くの直営店も構え、「かもめの玉子」のほかにも和菓子や洋菓子を販売しているが、その直営店の旗艦店となるのが国道45号線沿いにある「さいとう 仮本店」である。

三陸菓匠 さいとう 仮本店

かつて、本店は本社を兼ねて大船渡駅の近くにビルを構えていたが、今回の震災で津波の直撃を受けて大きく損壊。高台にある和装店の一角に移転し、現在は仮本店として営業している。
営業再開は震災からわずか1ヶ月半ほど、4月29日のことであった。

かもめの玉子

幸いにも製造工場は赤崎地区の高台にあり津波の被害を逃れたが、停電や販売網の被災のため、しばらくは操業停止を余儀なくされたという。震災後初めて電気が通った時には、営業再開を望むメールが読みきれないほどの数で届いており、同時に注文の電話が殺到したそうだ。
常務取締役の齋藤氏は、「その時は感無量でした。この声があったから、社員は一丸になって頑張れました」と当時の心境を語る。
震災から1年。今でも震災前の水準までには戻っていないそうだが、店頭には市民や観光客に交じって、復興作業のために訪れた人々の姿もあり、活気に満ちていた。

「皆さんがこの玉子を故郷に持ち帰って、大船渡のことを伝えてくれる。その温かさが励みになります」と齋藤常務は語る。

復興福朗

地元の人々に元気を届けようと、震災後に考案した「復興福朗(ふっこうふくろう)」という新商品もある。
これは「かもめの玉子」と同様に玉子型に仕上げたカステラに、ホワイトチョコ餡とラズベリージャムを詰めたもの。「不苦労」の語呂の良さとともに、夜目が利き見通しが明るい、という願いも込めているそうだ。
その他、中尊寺の世界遺産登録を記念した「黄金かもめの玉子」などユニークな商品もある。

甚大な被害を受けながらも、震災前と変わらぬ美味しさで三陸の魅力を届け続けている「さいとう製菓」の「かもめの玉子」。ただの土産とは侮れない、類稀なる美味しさと可愛らしさを併せ持った逸品玉子である。

三陸菓匠 さいとう 仮本店
所在地:岩手県大船渡市大船渡町富沢41-12 
電話番号:0120-311005
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
http://www.saitoseika.co.jp/

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