‘食べる’ カテゴリーのアーカイブ

復興・復活 漁師のかき小屋

2012年11月30日 金曜日

漁師のかき小屋

震災後、休業をしていた「漁師のかき小屋」が再オープンした。ここでは、大船渡で養殖された美味しいカキが味わえる。メニューは、「焼きかき」(1皿6個、1,000円)、「かきラーメン」「かき玉丼」「かき御膳」などが揃う。

そのほか、「浜焼きセット」(カキ、ツブ、ホタテ、イカ、タラなど。要予約3,000円)や、「焼かき40分食べ放題」(要予約。大人1人3,000円、小学生1,500円)などのコースもある。

漁師のかき小屋

店内には大漁旗が一面に飾られ、新鮮な牡蠣を楽しむ地元の方や観光客で賑わっていた。

 

 

復興・復活 漁師のかき小屋
日時:2012年12月1日(土)~、11:00~14:00(食べ放題は平日のみ)
※12月1日(土)、2日(日)はオープン記念で焼きカキの食べ放題を開催。
定休日:水曜日
場所:大船渡おさかなセンター
問い合わせ:漁師のかき小屋事務局
http://www11.ocn.ne.jp/~osakanac/#

碁石海岸レストハウス

2012年7月17日 火曜日

碁石海岸レストハウス

碁石海岸の雷岩近くにあり、「世界の椿館・碁石」や「大船渡市立博物館」とともに訪れたいレストハウス。1階が土産店、2階がラーメン、カレー、コーヒーなどを楽しめる喫茶スペースとなっている。震災後も4月20日からいち早く営業を再開し、復興のために訪れる人々にひと時の癒しを与えている。

名物は市内各地のラーメン店や中華料理店でも、それぞれ個性的な品で提供している「大船渡さんまら~めん」。このレストハウスは「さんまら~めん」の第一号店であり、社長の小川氏がその発案者であるという。

碁石海岸レストハウス

そのラーメンとは、醤油ラーメンに大船渡産のサンマのみりん干しを大胆に載せ、ほぐしながら食べるという前代未聞のスタイル。食べ始めは普通の醤油ラーメンながら、食べ進めるごとにさんまの香りが移り、美味しさが増してくる。さんまと醤油のハーモニーは言わずもがな最高の相性で、思わず白米が欲しくなってしまいそう。そんな声を察してか、最初から茶碗一杯の白米が付くところも絶妙な配慮だ。値段も650円と手ごろ。

碁石海岸レストハウス

その他にも海鮮素材を使ったラーメンが色々とあり、スタッフのお薦めは「碁石海岸 浜らーめん」(コーヒー付・1,300円)とのこと。こちらはカニ、ホタテ、ウニ、エビ、イカと三陸の海の幸がひと通り入った“全部入り”のラーメン。散策で疲れた身体をほっと温めてくれる。

ラーメンが名物ではあるが、コーヒー一杯からでも立ち寄り可能。周辺には見どころも多いので、散策に疲れたらここに立ち寄り、ゆっくりと自然の美を楽しんでほしい。

碁石海岸レストハウス
所在地:岩手県大船渡市末崎町字大浜221-68 
電話番号:0192-29-2121
営業時間 11:30~14:00 ※売店は9:00~18:00
定休日 無休

大船渡屋台村

2012年7月17日 火曜日

大船渡屋台村

市内でも津波の被害が最も大きかった大船渡地区に、2011年12月20日、最初に灯りを灯したのが仮設飲食店街「大船渡屋台村」だった。軒を連ねているのは、大船渡地区飲食店組合に加盟する店舗を中心に、飲食店のみ20店舗。建設にはボランティアも協力し、市民が集まれる新たな場所が生まれた。

大船渡屋台村

業種は寿司、お好み焼き、おでん、沖縄料理、ラーメン、居酒屋など。主に夜の営業となっているが、ランチタイムに営業する店もあり、価格もリーズナブルに設定されている。いずれも小さな店なのですぐに満席になってしまうので、色々な店を回りながら、店主との会話を楽しむのがお薦めだ。屋台村内には小さなイベントスペースも設けられ、時折ミニコンサートなども開催される。隣には同様に仮設店舗が集まった「プレハブ横丁」もあるので、併せて覗いてみたい。

大船渡屋台村
所在地:岩手県大船渡市大船渡町野々田19-1 
※電話番号、営業時間、定休日は店舗により異なる

h.イマジン

2012年6月22日 金曜日

震災から1年の3月11日に、3度めのオープン
極上の音楽とコーヒーを楽しめるジャズ喫茶「h.イマジン」

三陸道大船渡IC入り口近くのショップの一角に、2012年3月11日、震災から1年後のその日にオープンする「h.イマジン」。今回はオープン直前に取材に訪れることができたので、その様子をご紹介していこう。

h.イマジン

この店は敢えてジャンル分けすれば「カフェ」になるだろうが、普通のカフェの感覚で訪れると少し面食らう。店内に入るとまず、巨大なスピーカーとアンプが 鎮座し、壁沿いには数千枚にも及ぶレコードのジャケットが並ぶ。スピーカーから流れるのは、往年の名手がプレイするジャズのスタンダードナンバー。LPレコードならではのバチバチというノイズが、極上のオーディオセットの魅力を引き出している。

h.イマジン

ジャズファン、オーディオファンを魅了するこの店を営んでいるのは、すでに御歳70歳になる冨山氏。名門ホテルのホテルマンとして勤め上げた後、定年を迎え、第二の人生の道筋を考えた時、思い浮かんだのは俗世や今までの“しがらみ”から徹底的に距離を置いた、別の場所での人生だった。移住の地の条件は、大音量で好きなジャズを聴けて、人家がまばらで、雪が少ない場所。最初に選んだのは碁石海岸にあったログハウスだった。東京でコレクションしていたレコードを持ち込み、地元の人々が隠れ家のように使える、秘密めいたジャズ喫茶を始めたという。

h.イマジン
田舎暮らしを特集した全国誌などにも登場する有名店だったが、その店とレコードは、6年後に火災により失われた。命だけは長らえた冨山氏は、ふたたび理想のジャズ喫茶作りに邁進した。隣町の陸前高田市にあった旧役場庁舎を買い上げ、大規模な改装を施して開店。 以前よりも規模も大きく、緑と赤を基調にしたモダンな雰囲気が大いに話題となり、今度こそは軌道に乗るかと思われた。しかし、開業からわずか2ヶ月で、今度は津波に呑まれてしまった。2度の悪夢を体験し、現在は仮設住宅に暮らす冨山氏だが、その表情に絶望は無い。「なるようにしかならない」それが冨山氏の考えだ。3度目の開店に 呆れる友人もいるそうだが、好きなことをして気ままに生きているという自分の姿が、冨山氏にとっては一番の幸せであり活力の源なのである。

h.イマジン
震災後には全国各地のジャズファンやオーディオファン、知人のジャズ喫茶やプレーヤーなどから多くの寄付が寄せられ、店内にはあっという間に 5000枚にも及ぶレコードが揃った。オーディオも東京のオーディオ会社「ヒビノ」から提供されたもので、東京からトラックで運び入れてくれたものだという。「人の温かさが有難い」という冨山氏だが、その人柄の素晴らしさがあるからこそ、多くの善意を呼び寄せているのだろう。

h.イマジン
テーブルにはコーヒー豆の産地をイメージした国旗が飾られており、カウンターにも美しいデザインのスタンドが配されている。この独特なセンスも他の流行のカフェには無いもので、仮に東京都心にこの店があったとしても話題となりそうだ。それが大船渡の国道沿いにあるのだから凄い。

冨山氏が求めるのは、商業ベースに乗った“儲かるカフェ”ではない。一日の多くの時間を過ごす場所を自分好みに仕立て、その“趣味の空間”を開放することだ。あくまでも自分の幸せが上位にあり、幸せをおすそ分けするというスタイルである。訪れる人も、友人の家に訪れる感覚で、気軽に寄ることになるのだろう。

h.イマジン

この店にはメニューが少ない。コーヒーと紅茶、少しのお酒、そして日替わりのパスタ程度ということだ。気まぐれな冨山氏のことなので、開店後もいろいろと変わってゆくに違いない。ただはっきり決まっているのは、コーヒーを自家焙煎し、注文ごとにハンドドリップして提供するということ。それも最高級と言われるブルーマウンテンとハワイコナの生豆を中心に仕入れ、焙煎したばかりの豆で提供するそうだ。ブルーマウンテン、コナともストレートは1,000円となるそうだが、至極の一杯となることだろう。他の銘柄とのブレンドも用意し、こちらは600円で提供。気軽に訪れる際にはブレンドもお薦めだ。雰囲気の良さ、極上のジャズと最高級のオーディオセット。これだけでも十分に魅力的なのだが、一番の魅力は、マスターとの会話の楽しさだろう。

h.イマジン

これまでの説明だと男性客が多いと思われるかもしれないが、訪れるお客さんの大半は女性。冨山氏のウィットに富んだ会話の中には随所に含蓄ある言葉が含まれ、話していると人柄に惹きこまれてしまう。同年代以外の若い人にも屈託なく話しかけてくれ、良き人生のアドバイザーとなってくれるはすだ。自身を「私は よそ者だから」と謙遜する冨山氏だが、2度転んでも3度目に挑むその力強さは、震災から復興に進む三陸の人々にも大きな励みとなっているに違いない。

※大船渡の「h.イマジン」は2013年9月に一旦閉店いたしました。マスターは2014年3月11日に、元のジャズ喫茶があった跡地に、バンガローイン「レインボーサライ」をオープン。

h.イマジン
所在地:岩手県大船渡市立根町岩脇4-6 LOVOA内
電話番号:090-3527-0700
営業時間:10:00~21:00
定休日:不定休
http://love.ap.teacup.com/himagine/

ちっちゃなクレープ屋さん

2012年6月22日 金曜日

盛駅の少し北側にある、文字どおり小さな小さなクレープ屋さん。イートインスペースは4人掛けのテーブルがひとつのみだが、カフェらしいふんわりとした優しさが漂い居心地がいい。

ちっちゃなクレープ屋さん
この店を営むのは若き木村夫妻。「二人で一緒にできる商売を」と結婚を機にこの店を開いた。
震災ではひざ辺りまで津波の水や泥が来たそうだが、辛うじて営業に必要な設備は難を逃れた。その後も停電や断水の日々が続いたが、遠方に住む兄や親戚からのサポートもあり、4月末から店舗の営業を再開。再開後は、市内の避難所を回ってクレープを焼き、小さな幸せを届ける活動を行ってきた。

震災から1年経った今でも、ご主人は復興のために重機を動かす日々が続いているそうで、夫婦一緒にクレープを焼けるのは週末だけ。それでも、奥さんには再び震災前と同じようにクレープを焼けるという、ささやかな幸せを噛み締めるような、素敵な笑顔があった。

ちっちゃなクレープ屋さん

この店のクレープは、ご夫婦の人柄を映したかのように、優しい風合に仕上げられた品々。クレープに使う生クリームとカスタードはすべて手作りで、砂糖は控えめなので、クリームたっぷりでもペロリと平らげられる。クレープの種類はおよそ50種類ほどもあり、中には「ツナエッグ」「サラダチキンハーブ」などサイドイッチ感覚のものもある。
例年、椿の時期に登場する「椿クレープ」(400円)は、葉にワカメ入りのチョコレート、花芯には特製のカスタードを使い、ピンク色のクレープで巻き込んだもの。まるで本物のような愛らしさだ。椿クレープ特製カスタードは市内の養鶏場「アマタケ」の卵を使って丁寧に炊き上げられたもので、ふんわりと漂う卵の香りが絶品。
「世界の椿館・碁石」で開催される「つばきまつり」では、出張販売も行っているそうだ。

ちっちゃなクレープ屋さん
このほか、三陸鉄道への寄付金が含まれている「三鉄クレープ」(380円)も人気の一品。
三鉄の車体の色をイメージしてイチゴとブルーベリーのジャムをあしらい、クリームの海の上をウミネコが飛んでいる。かつて使っていたウミネコの抜き型は津波に流されてしまったそうだが、兵庫県のある業者さんが過去の写真からこの型を再現してくれたそう。
三鉄の包み紙は、現在は運休中の三陸鉄道盛駅の駅長さんが、「是非使ってほしい」と自らが届けてくれたことがきっかけで使い始めた。まさに人の“絆”が復活させたクレープである。
手作りならではのモッチリと優しい美味しさ、芸術品のように美しい椿のクレープ。そして何よりも、素敵な人柄のご夫婦。大船渡を愛してやまない二人の、小さなクレープ屋さん。是非一度訪れてみてはいかがだろう。

ちっちゃなクレープ屋さん
所在地:岩手県大船渡市盛町町11-8 
電話番号:090-8780-4744
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜不定休
http://crapeya.jugem.jp/

トラットリア ポルコ・ロッソ

2012年6月22日 金曜日

盛駅近くのトラットリア「ポルコ・ロッソ」はコース料理を基本とした、大船渡では唯一とも言えるの本格イタリアン。地元の食材をふんだんに使い、素材の持ち味を生かした料理を出してくれると評判のお店だ。

トラットリア ポルコ・ロッソこの店を営むオーナー・シェフは山崎純さん。山崎シェフは大船渡に生まれ、若き時代をこの地で過ごした。そんな折、いつも考えていたのが、「大船渡にも彼女をエスコートできるような店があったらいいな・・・」ということ。
そんなある日、山崎氏は愛車のバイクに跨って東京を目指した。東京では知人の家に居候し、日雇いの仕事で資金を貯め、部屋を借りた。そして、ようやく門を叩くことができた老舗イタリア料理店が、「ポルコ・ロッソ」の原点となる。
トラットリア ポルコ・ロッソ

東京での修行の後、ローマにも渡り、本場の技とセンスに磨きをかけた。かくして帰郷した山崎氏は、1998年、ふるさとである大船渡に「ポルコ・ロッソ」を開いた。
山崎氏が修行先で改めて実感したのは、郷土・三陸の野菜や魚の美味しさ。彼流に言えば「食財」の豊かさだったという。東京の高級リストランテのシェフが、自分の故郷である三陸に足を運び、品定めをする。そんな姿を見て、いつか大船渡に店を出す時には、絶対に地元の「食財」を主役にしたいと、心に決めていた。

トラットリア ポルコ・ロッソ

食事は、アラカルトでオーダーすることもできるが、セットもしくはコースがお勧めだ。
ランチの場合は「ランチセット」(1,260円)という気軽なものから、4,200円まで幾つかのコースが設定されている。
ディナーは「ドンナコース」(2,620円)からと少しグレードアップし、予算とリクエストに応じた「シェフのおまかせコース」(3,150円~)の人気が高いという。記念日などをゴージャスに楽しみたい向きには予約制の「シェフコース」(5,250円~)もお薦めだ。
トラットリアではありながらリストランテ的な使い方もできるのは、山崎氏が目指したのが「彼女をエスコートしたい店」だからだろう。

トラットリア ポルコ・ロッソ

この店の料理作りは、食材の吟味から始まる。地元の農家や漁師を訪ね、味だけではなく農場の様子、漁法、作り手の人柄までもを確かめてから、初めて料理の食材とするのがこの店の哲学だ。
この日のランチコースの一品「きのこのSATOさんのムッチリしいたけ」は、陸前高田の佐藤さんが生産する椎茸を使った一口ピザ。佐藤さんの椎茸は全国のトップシェフからも注目されており、このピザも見た目は小さいが、頬張った瞬間に鮮烈な椎茸の香りに包まれる。佐藤さんの椎茸を使ったメニューは他にもパスタなどがあるので、訪れたら是非リクエストしてみていただきたい。

トラットリア ポルコ・ロッソ

その他、定番となっている品として「馬車に乗ったモッツァレラ」がある。
こちらは水牛の乳から作られたモッツァレラチーズに、たっぷりのバターを含ませたバケットを載せオーブン焼きにしたもの。リッチなバターの香りに対して、モッツァレラの伸びやかでシンプルな舌触りが心地よく、贅沢な気分を満喫させてくれる。
これは是非、ワインと一緒に楽しんでほしい。

トラットリア ポルコ・ロッソ

パスタは幾つかからチョイスし、コースの種類によって1~2種類を適量サーブしてくれるタイプ。2人で別々のチョイスをすれば、2点盛りにしてくれる心憎いサービスもある。
この日は「陸前高田産春キャベツと自家製アンチョビのペペロンチーノ」と「活ホタテと焼きウニのクリーム 手打ちフィットチーネ」(+700円)をチョイス。スパゲッティーニはやや強めの塩で茹で上げられ、茎まで甘い春キャベツと、焼くことで芳香を増したウニの美味しさは筆舌に尽くし難い。こちらもワインと一緒に楽しみたい絶品パスタだ。

トラットリア ポルコ・ロッソ

訪れたのは震災からおよそ1年の時。この時は三陸の海鮮はほとんど出回って居なかったが、「来年ごろにはカキもアワビも、そして魚も、美味しい地元産が出回ってくるでしょう」とシェフは話していた。
山崎氏は震災翌日から避難所へのおにぎりの配布を始め、やがて大きな輪へと広がっていった「さんさんの会」の立ち上げ人でもあり、その郷土愛は深い。
そんな山崎シェフが郷土の人々とタッグを組んで作る極上のイタリアンは、どんな高級食材を使った料理よりも愛にあふれていた。

トラットリア ポルコ・ロッソ
所在地:岩手県大船渡市盛町字町10-1 
電話番号:0192-26-0801
営業時間:11:30~15:00、18:00~23:00
定休日:火曜日

http://porcorosso-web.com/

鮨・一品料理 山福

2012年6月22日 金曜日

【2013年3月】

鮨・一品料理 山福 2012年3月に取材した、大船渡屋台村内の「鮨・一品料理 山福」に来店。
1年ぶりにも関わらず、ご主人が取材のことを覚えていて下さり、「久しぶりだね」と声をかけてくださった。

鮨・一品料理 山福 以前は、まだ三陸産の魚介類がほとんどない状況だったが、地のものも手に入るようになり、お寿司のほかにも、牡蠣のマリネや採れたてのめかぶなど、三陸ならではの料理を堪能した。
屋台村の店舗はあくまでも期間限定の仮設店舗。まだまだ復興への道のりは長いが、それでも着実に前向きにお店を続けている山福さん。
大船渡を訪れる際には、ぜひ寄ってみてほしい。

 

【2012年3月】

鮨・一品料理 山福

震災前は大船渡駅近くで営業していた寿司店。店は津波に流されたが、大船渡屋台村の開業に合わせて暖簾を復活させた。
現在は三陸産の魚介類がほとんど無いため仙台の市場から仕入れたものを使っているそうだが、大船渡に生まれ育ち、長年にわたって寿司を握ってきた腕は健在。シャリにしっとりと纏わるマグロは絶品の美味しさだ。

鮨・一品料理 山福

カウンターとテーブル1卓の小さな仮店舗ではあるが、その他にも刺身、焼き魚、天ぷらなど数々の一品料理も揃えており、季節感あふれる海鮮の美味しさにほっと心が和む。

大将は震災時に高台の自宅に居て難を逃れたそうだが、店もお客さんも大きな被害を受けてしまった。屋台村での再起はまだまだスタートにすぎない。「早くまた店を建てなおして、大船渡の魚で握りたいね」と話していた。

鮨・一品料理 山福
所在地:岩手県大船渡市大船渡町字野々田19-1 大船渡屋台村内
電話番号:0192-27-9172
営業時間:11:30~13:30、17:00~22:00
定休日:水曜日
http://www.5502710.com/

秋刀魚だし 黒船

2012年4月2日 月曜日

秋刀魚だし 黒船

大船渡市の新名物「さんまラーメン」を提供する、ロックな店主のこだわり派ラーメン店。市街地から日頃市方面に向かう途中にあり、広い駐車場も完備している。店の外観には魂の込もったメッセージが書き込まれており、見た目のインパクトも抜群。エントランスホールには訪れた有名人のサインが数多く飾られており、この店の注目度の高さを物語っているようだ。

店主はかつて東京で多くの有名ラーメン店を食べ歩いており、その経験と知識を生かして自分のラーメンに昇華。市内他店の「さんまラーメン」では具にサンマを使っているが、「黒船」ではダシにサンマ節を使用する手法を選び、個性を出した。

店主一番のお薦めである「大船渡秋刀魚だしらーめん」(醤油味)はとても繊細な一杯で、スッキリとした豚骨清湯には奥ゆかしくサンマが香り、南部地粉を使用した自家製の細麺がその繊細なスープをたっぷりと引き上げる。麺は添加物を抑えているがゆえに伸びは早く、豪快に啜り込むのが美味しく頂くコツと言えるだろう。スープを最後の一滴まで飲み干せてしまう、本物志向の一杯と言える。

秋刀魚だし 黒船

なお、普段はラーメン店だが、チェーン店の「黒船」とは無関係ということだ。時折ライブハウスとしても営業しており、大船渡のロック好きが集う場所となっている。

秋刀魚だし 黒船
所在地:岩手県大船渡市猪川町字藤沢口39-1 
電話番号:0192-26-0144
営業時間:11:00~22:00
定休日:水曜日
http://www.m-side.net/~kurofune/

菓子工房 大浦屋

2012年4月2日 月曜日

菓子工房 大浦屋

かつて漁港付近で営業していた和洋菓子店。津波で被災したため高台に移転し、住宅地の一角で営業を再開した。店内にはショーケース一杯に大ぶりのケーキが並び、誕生日ケーキや手土産を求めて、古くからの常連客が多く訪れる。リアス海岸をイメージした「アーモンドロック」、もっちり皮の「もちもちシュー」、干し柿にあんを詰めた「あんころ柿」など個性的な創作菓子が特に人気で、大船渡土産の定番となっている。

菓子工房 大浦屋
所在地:岩手県大船渡市大船渡町字上山5-25 
電話番号:0192-26-3275
営業時間:9:00~18:30

大船渡プレハブ横町

2012年3月10日 土曜日

大船渡プレハブ横町2011(平成23)年12月23日にオープンした仮設商店街。隣接する「屋台村」とともに大船渡復興のシンボルとなっている。
入居する21店舗はほとんどが震災前にJR大船渡駅周辺で営業していた店舗で、小料理屋、ワインバー、理容室、ネイルサロン、整体など多彩な店が2階建て、計4棟のプレハブに軒を連ねている。敷地内には広い駐車場とトイレも完備。飲食店が営業するのは主に夜となる。

大船渡プレハブ横町
所在地:岩手県大船渡市大船渡町字野々田 

おさかなセンター三陸

2012年3月9日 金曜日

【2013年3月】おさかなセンター三陸
大船渡の海鮮産直「おさかなセンター三陸」。
2012年3月に訪問した際には、まだ地元の水揚げが少なく、加工品を中心に扱っている印象だったが、今回は、さまざまな種類の新鮮な魚が並ぶ光景を見ることができた。

大船渡かき小屋また、2012年12月から、震災以来営業を停止していた「漁師のかき小屋」も2年ぶりに営業を再開。地元の方や観光客が新鮮な牡蠣を楽しんでおり、少しずつではあるが、着実に復興が進んでいるように感じられた。

【2012年3月】

おさかなセンター三陸

地元の漁業・水産関係業者と大船渡市が協力して作った海鮮の産地直売所。水揚げされたばかりの鮮魚はもちろん、干物や練り物などの水産加工品や海藻類、大船渡名産の柿を使った干し柿や羊羹、「かもめの玉子」などおなじみの土産物類も扱っている。国道45号線沿いという立地もあり、観光客にはドライブイン感覚で利用されている。震災後は水揚げが激減したため主に加工食品となっているが、わかめなどはすでに出回り始めており、今後も徐々に地元産の“三陸の海の幸”が復活するはず。

一角には「漁師のかき小屋」というスペースもあり、震災前は殻付きかきの食べ放題が話題となっていたが、現在は海鮮食堂として営業中。早期の再開が期待されている。

なお、大船渡駅近くのスーパー「マイヤ」が津波で被災したため、現在はセンターの半分ほどを区切って「マイヤ」の仮店舗として営業している。

おさかなセンター三陸
所在地:岩手県大船渡市大船渡町字砂子前1-1 
電話番号:0192-27-8100
営業時間:10:00~19:00
定休日:元旦
http://www11.ocn.ne.jp/~osakanac/