大槌みらい新聞

大槌みらい新聞

大槌北小学校を利用した「きらりベース」に拠点を置き(※)、地元に向けた新聞の発行を目指して活動している「NewsLabおおつち」。その記念すべき第1号が発行された2012年9月15日に、“編集部”に伺った。

※取材時点の情報です。「きらりベース」が9月末をもって閉鎖されたため、現在は別の場所を拠点として活動を続けています。

編集部があるのは校舎の2階。かつて3年生の教室として使われていた場所だ。電灯も使えず、夜になれば手元を照らすのは小さな電気スタンドがひとつだけ。新聞作りのための道具は、ペンとメモ、カメラとノートパソコンだ。

大槌みらい新聞

代表の松本裕樹さんは元茨城新聞の記者で、大槌で新聞が喪失したと聞きこちらに移り住んだという。プロジェクトは2012年の7月にスタートし、夏休み期間を利用して、JCEJ(日本ジャーナリスト教育センター)から入れ替わりで15名の学生が「インターン」として訪れ、復興の現場を見聞きしながら新聞作りに関わってきた。

その成果が、9月15日に発行にこぎつけた「大槌みらい新聞創刊号」である。ホームページからPDFデータのダウンロードも可能なので、ぜひ一度ご覧いただきたい。

大槌みらい新聞

訪れた際には松本さんは不在だったが、メンバーの何人かは配達から帰ったところだった。今回はプロジェクトを主宰するJCEJからのインターン生であり、10月以降にも半年間残ることが決まった学生運営委員・木村愛さんにお話を伺った。

■なぜ大槌町限定の新聞を作ることを目指したのでしょうか

震災前には、釜石・大槌を発行エリアとした地域日刊紙「岩手東海新聞」が地域メディアとしてあったのですが、津波で輪転機が水没し、休刊してしまいました。残った記者の方々は釜石で「復興釜石新聞」の発行を再開しましたが、残念ながら、大槌は発行エリア外になってしまいました。情報がなければ、支援も、人も集まりません。そこで私たちの手で、大槌のコミュニティの再生、地域復興を後押しする“住民主体の地域メディア”を作りたいと考えました。

■街の皆さんも「レポーター」になっているのですね

大槌みらい新聞

新聞の中には「町民レポーターから」というコーナーを作って、いろいろな人から記事を投稿していただいています。先日も渡辺記者(写真左)が、町民の皆さん向けに文章の書き方講座をしてきました。
レポーターをお願いしているのは、近所で“お茶っこ”しているおばあちゃんとか、美容室のお姉さんなど地元の方で、今後ももっと数を増やしていく予定です。
「町民カレンダー」のコーナーでは、撮影会を開いたり、町民の方にカメラを渡して撮っていただくようにしていますから、自然な笑顔が集まっていると思いますよ。

取材に必要なカメラは支援物資として届いたものを皆さんにお渡ししているのですが、まだまだ数が足りません。不要なデジタルカメラがありましたら、ぜひお譲りください!

■今後の展望について教えてください

釜石・大槌を発行エリアとした

学生インターンの活動は、私を除いては9月で一旦終了しますが、今まで学生メンバーが行っていたことは今後、町民の皆さんの手へと引き継いでゆく予定です。「大槌みらい新聞」は町民の手で、町民のために作る新聞ですから、私たちは今後も発行のお手伝いをする立場として続けていければと思っています。資金も資材もまだまだ足りませんので、全国の皆さんにも、是非引き続きのご支援をお願いします。

■創刊号PDF
http://otsuchinews.net/newspaper/20120915/OtsuchiMiraiShinbun_20120915.pdf

■支援サイト「READYFOR?」
https://readyfor.jp/projects/otsuchi-future-paper

大槌みらい新聞
http://otsuchinews.net/

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