~地元出身の大学生で創る、新しい地域の伝統~陸前高田若興人祭2013

陸前高田若興人祭2013

陸前高田市出身の大学生が実行委員会を組織し企画・運営する「陸前高田若興人祭(わこうどさい)は、2013年8月17日(土)、市内にある高田小学校のグランドで行われた。若興人祭は、震災後無くなってしまった陸前高田の夏祭りを復活させ、新しい伝統を作っていこうと、同市出身の大学生らが企画し、2012年から行われている。今年は、外国語指導助手らで構成されているvolunteerAKITAや、被災県出身の学生らで構成される地域支縁団体ARCHも共催団体として参加した。

当日は陸前高田市内外から1500名以上の観光客があり、市内の中学校や高校の吹奏楽部の演奏、市内出身のアーティストによるバンド演奏、太鼓等が披露され、会場を盛り上げた。また、実行委員会や共催団体が運営する縁日も行われ、来場者は夏の風物詩を楽しんでいる様子だった。実行委員会は「住民のみなさんに楽しんでもらえる場となれば嬉しい」と話す。震災後、娯楽や楽しい場が少なくなってしまった陸前高田市では、こうしたお祭りや縁日が老若男女問わず楽しめる場になっているようだ。

陸前高田若興人祭2013

若興人祭は楽しい場の提供だけではなく、市内の若者が陸前高田の将来を考える対談も行われる。今年は実行委員会から、実行委員長の佐々木瑠璃さん(福島医科大学2年)、副実行委員長の吉田航太さん(東北大学3年)、伊東真美さん(宮城大学3年)と、陸前高田市副市長の久保田崇さん、瓦Re:KEYHOLDER代表の中田源さん、同市青年会の村上和三さんの6名が登壇し、故郷の復興の意見を交わした。

陸前高田若興人祭2013

若興人祭の素晴らしいところは「陸前高田市出身の学生が毎年100名以上集まり、地元の新しいお祭りの伝統を創ろうとしている」ということだ。地元出身の若者による地域再生の歩みの力強さを感じさせる。来場者からも「こういう地元の若い人たちがいてくれて頼もしい」「学生のエネルギーを感じた。ぜひ継続させて故郷の再生につなげてほしい。」といった声が多く聞かれた。震災復興は、こうした地元の若者による地域に根差した取り組みが支えていくように感じる。今年の陸前高田の夏は、北国を感じさせないほどの暑さだったが、故郷を想う若者たちのエネルギーもそれ以上に熱いものがあった。

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