【東北レポート】南部が南部へ行く!

<はじめに>

こんにちは。学生スタッフの南部と申します。 今回私は、友人の太田君と共に、東北、旧南部藩の地域や被災地に行ってきました。この企画、名前を「南部が南部へ行く」というのですが、断じてただのダジャレではありません(笑)

簡単に説明すると、南部という名字のルーツは「山梨県南部町」(なんぶちょう)にあります。僕も、「南部藩」の南部氏もルーツはそこにあり、「山梨県南部町」から全国に南部氏が広がっていったわけです。

まず、今回の旅行の概要を簡単に説明したいと思います。時期としては9月初旬に3泊4日で行ってきました。東京~仙台の往復を青春18きっぷで行い、東北内での移動はレンタカー、宿泊はすべて車中泊(主に道の駅)でした。東京から仙台へは東北本線(宇都宮線)をひたすら7時間乗っていくと着きます。長い!と思う方もいるかもしれませんが、朝6時に出ても13時前には仙台につきます、そう考えると意外に早く着く気がしませんか?(笑)

青春18きっぷが往復4600円、レンタカー代は9000円(1人頭)、ガソリン代(1人頭)は4000円なので、3泊4日交通費往復費込で約18000円という非常にリーズナブルな旅でした。お金がない学生でも案外気軽に行けるということがわかってもらえるかと思います。

それでは旅の内容を紹介していきます。

 

 

<1日目>

初日は仙台から岩手の平泉まで一気に北上し、「中尊寺」に行きました。2011(平成23)年に世界文化遺産に登録されたのが記憶に新しいですね。境内は非常に広く、高台にあるため景色もよく見渡せました。「金色堂」は残念ながら撮影できなかったので写真はありませんが、その美麗さに圧倒されました。

中尊寺 松尾芭蕉「松尾芭蕉」   中尊寺「中尊寺」

 

中尊寺金色堂「中尊寺金色堂」   中尊寺からの風景平泉の風景

 

 

<2日目>

2日目は釜石からスタートしました。 街中には未だ震災の爪痕が残っていました。その一方で、新しい建物や整備された場所などもあり、復興は進みつつあることも伺えます。

半壊した本屋半壊した本屋   釜石釜石の整備された市街地

 

 

また、震災以来休止していた「釜石よいさ」を見ることができました。子供たちが元気に「釜石よいさ」を練習し、午後からの本番に備えていました。

港では釜石港湾合同庁舎を見つけました。わかりにくいかもしれませんが、私の後ろの建物に貼られている青い板まで波が来たようです。

釜石よいさ「釜石よいさ」   釜石港湾釜石港

 

 

お昼ご飯は、釜石ラーメンを出している中華料理屋「新華園」へ。津波で甚大な被害を被ったものの、わずか9か月後の2011年12月には復活。釜石ラーメンを考案したのはこちらのお店の店主で、元祖釜石ラーメンと言えます。ラーメン大盛り(650円)と半チャーハン(200円)を注文。いわゆる中華そばの系統で、細い麺はすすりやすく、味はさっぱりしつつも塩分が効いてて非常においしかったです。量も非常に多く、大満足。

新華園 釜石ラーメン「新華園」の「釜石ラーメン」   新華園「新華園」

 

 

おなかを満たした後は陸前高田へ向かいました。 釜石では壊れた建物や空き地がたくさんあったものの、建設中の建物や新しい建物もたくさん建ち、人もたくさん居て活気があったためどこかまだ安心した気持ちでいましたが、陸前高田では唖然としてしまいました。ラーメンを食べたりドライブを少し楽しんだことを忘れ、僕も太田君も口数が少なくなってしまいました。

見渡す限り何も構造物がありませんでした。町があったといわれなければただの野原にも見間違えるくらいでした。よく見れば残ってる建物の基礎やカーナビの地図だけが、僕らに街があったことを伝えてくれました。目の前に何もないのに、カーナビが踏切の存在を告げたので、外に降りてみるとそこには踏切の跡が残っていました。

慌ただしく走るトラックや重機だけが、人の気配を感じさせました。

陸前高田陸前高田市   陸前高田踏切の跡

 

 

こちらは陸前高田市本丸公園付近にできるバンガロー「ザ・蜩砦:Bungalow Utility Space Camp村」です。震災前は、旧役場を改装したジャズ喫茶「h.IMAGINE(2)」がありました。そのオーナーである冨山勝敏さんが、陸前高田市に来た人々に泊まる場所を提供したいという願いを込めて、10月にオープンします。まだ復興が進まない陸前高田市に虹をかけて、市民も来た人も元気にしたいという思いから、7棟ある宿泊棟は虹の色で塗り分けられる予定です。

蜩砦虹色に塗り分けられる「ザ・蜩砦」   蜩砦建設中のバンガロー

 

 

その後僕たちは大船渡市へ向かいました。

最初、被災したことに気づかないくらい大船渡市では建物の建築や道路の復旧などが進んでいました。まず最初に「大船渡魚市場」に向かいました。被災した市場の奥では新市場の建設が進んでいました。

大船渡魚市場 旧現在の「大船渡魚市場」   大船渡魚市場 新旧奥が新「大船渡魚市場」

 

 

内陸に向かって約3キロほど北上すると、JRおよび三陸鉄道の盛駅がありました。 どちらも震災時には冠水したため、両駅舎とも改装されていました。 三陸鉄道盛駅は、鉄道復旧までの予定でふれあい待合室が開設されていましたが、復旧した現在でも駅内には交流スペースが残されています。

盛駅新しい「JR盛駅」駅舎   三陸鉄道 盛駅「三陸鉄道スマイルいわて盛駅」駅舎

 

 

大船渡線ではBRTが運航されていました。また駅構内には子供服交換BOXがあり、街の人が支えあっていることを感じさせられました。

大船渡線BRT「JR大船渡線」のBRT   盛駅 子供服の交換所「盛駅」内に設けられた子供服交換所

 

 

盛駅を出て、h.IMAGINE(3)(現在は閉店)に向かいました。

先ほど紹介した陸前高田市の「蜩砦」予定地で、以前は「h.IMAGINE(2)」を営業していましたが、震災で流されてしまったので震災後1年後の2012年3月11日からこちらで仮復活していました。しかし、「蜩砦」をオープンするために現在は閉店しています。

h.IMAGINE(h.イマジン) 3「h.IMAGINE(3)」   h.IMAGINE(h.イマジン) 3 店内手作り家具が多数あるお洒落な店内

 

 

こちらでは店主である冨山勝敏さんにお話を伺うことができました。

退職後、東北に移り住み大好きなジャズの喫茶店を開かれました。被災しジャズ喫茶が壊滅した後、河北新報に取り上げられたことをきっかけに各新聞やテレビ局でも紹介され大きな反響を呼び、日本中から冨山さんにレコードが送られてきました。冨山さんは思いやりや人の温かさや交流を大切にすることを教えてくださいました。

被災しても希望を失わず、ジャズ喫茶の再開やバンガローの開設などを精力的に行っている冨山さんの底抜けの前向きさには非常に心打たれました。

 

 

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